ONLINE CAREクリニックのオンライン診療の始め方|準備から運用の流れまで解説
クリニックがオンライン診療を始めるときに必要な準備、予約から診察・決済・お薬の配送までの運用の流れ、つまずきやすいポイントをわかりやすく解説します。国の指針の確認方法もあわせて紹介します。
RESERVATION

「診療中も予約の電話が鳴りやまない」「夜間や休診日の予約を取りこぼしている気がする」。そんな悩みを抱えるクリニックで、導入が進んでいるのがLINE予約です。
患者さんが普段から使っているLINEで予約を受け付けられれば、電話対応の負担を減らしながら、予約の機会を広げることができます。この記事では、クリニックがLINE予約を導入するメリットと、失敗しないための始め方を順番に解説します。
LINE予約とは、クリニックのLINE公式アカウントを入口にして、患者さんが予約を申し込める仕組みのことです。友だち追加したトーク画面から予約フォームを開き、空いている日時を選ぶだけで予約が完了します。
| 予約方法 | 患者さんの手間 | クリニックの負担 | 予約後の連絡 |
|---|---|---|---|
| 電話予約 | 診療時間内に電話が必要 | 通話対応で手が止まる | 電話・郵送など |
| Web予約 | 予約サイトを探して入力 | 比較的少ない | メールが中心 |
| LINE予約 | いつものLINEから数タップ | 少ない | LINEでそのまま届く |
Web予約と比べたときの大きな違いは、予約した後も患者さんとLINEでつながり続けられることです。予約の確認やリマインド、次回来院のご案内まで、同じトーク画面で完結します。
予約・変更・キャンセルの電話は、1件ずつは短くても積み重なるとスタッフの大きな負担になります。LINEで受け付けられる分だけ電話が減り、受付スタッフが目の前の患者さんの対応に集中しやすくなります。
仕事や家事で日中に電話ができない患者さんは少なくありません。LINE予約なら夜間や休診日でも受け付けられるため、「電話がつながらないから別のクリニックにしよう」という機会損失を防げます。
LINEは日常的に開かれるアプリのため、メールに比べてお知らせに気づいてもらいやすい傾向があります。前日のリマインドを送れば、うっかりした無断キャンセルの対策にもなります。
友だち追加してもらえれば、診療後も定期検診の時期や休診日のお知らせなどを届けられます。一度きりの来院で終わらせず、関係を続ける入口になるのもLINE予約の強みです。
LINE予約は、ツールを入れるだけでは上手くいきません。導入前に、院内の運用ルールを整理しておきましょう。
特に電話予約と併用する場合は、LINEと電話の予約を同じ台帳で管理できるかが重要です。予約枠が別々だと、ダブルブッキングの原因になります。
予約フォームで希望日時を自由に入力してもらう方式だと、クリニック側が一件ずつ空きを確認して返信する手間が残ります。患者さんがその場で空き枠を選べる形にしておくと、確認のやり取りが不要になります。
友だちが増えると、ついお知らせを送りたくなるものです。しかし、関係の薄い配信が続くとブロックの原因になります。配信は「予約に関すること」「患者さんに役立つ情報」に絞るのが基本です。
予約だけをLINEに移しても、その後のカルテ記録や会計、オンライン診療の決済などが別のシステムのままだと、転記の手間は残ります。導入の際は、予約の後の業務までどうつなげるかも考えておきましょう。
最後に、導入までの基本的な流れを整理します。
友だち追加を増やす工夫は、導入後の成果を大きく左右します。受付や会計のタイミングで案内したり、診察券や領収書にQRコードを載せたりと、患者さんとの接点ごとに声をかけていきましょう。
オンライン診療とあわせて導入を検討している方は、オンライン診療の始め方もあわせてご覧ください。