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クリニックのLINE予約とは?導入のメリットと失敗しない始め方

予約・受付公開日

「診療中も予約の電話が鳴りやまない」「夜間や休診日の予約を取りこぼしている気がする」。そんな悩みを抱えるクリニックで、導入が進んでいるのがLINE予約です。

患者さんが普段から使っているLINEで予約を受け付けられれば、電話対応の負担を減らしながら、予約の機会を広げることができます。この記事では、クリニックがLINE予約を導入するメリットと、失敗しないための始め方を順番に解説します。

LINE予約とは?電話予約・Web予約との違い

LINE予約とは、クリニックのLINE公式アカウントを入口にして、患者さんが予約を申し込める仕組みのことです。友だち追加したトーク画面から予約フォームを開き、空いている日時を選ぶだけで予約が完了します。

予約方法 患者さんの手間 クリニックの負担 予約後の連絡
電話予約 診療時間内に電話が必要 通話対応で手が止まる 電話・郵送など
Web予約 予約サイトを探して入力 比較的少ない メールが中心
LINE予約 いつものLINEから数タップ 少ない LINEでそのまま届く

Web予約と比べたときの大きな違いは、予約した後も患者さんとLINEでつながり続けられることです。予約の確認やリマインド、次回来院のご案内まで、同じトーク画面で完結します。

クリニックがLINE予約を導入する4つのメリット

1. 電話対応の時間を減らせる

予約・変更・キャンセルの電話は、1件ずつは短くても積み重なるとスタッフの大きな負担になります。LINEで受け付けられる分だけ電話が減り、受付スタッフが目の前の患者さんの対応に集中しやすくなります。

2. 診療時間外の予約を取りこぼさない

仕事や家事で日中に電話ができない患者さんは少なくありません。LINE予約なら夜間や休診日でも受け付けられるため、「電話がつながらないから別のクリニックにしよう」という機会損失を防げます。

3. 予約前後の連絡が届きやすい

LINEは日常的に開かれるアプリのため、メールに比べてお知らせに気づいてもらいやすい傾向があります。前日のリマインドを送れば、うっかりした無断キャンセルの対策にもなります。

4. 再来院のきっかけをつくれる

友だち追加してもらえれば、診療後も定期検診の時期や休診日のお知らせなどを届けられます。一度きりの来院で終わらせず、関係を続ける入口になるのもLINE予約の強みです。

導入前に決めておきたい4つのこと

LINE予約は、ツールを入れるだけでは上手くいきません。導入前に、院内の運用ルールを整理しておきましょう。

  • 予約枠の設計:1枠の時間、医師ごと・メニューごとの定員、当日予約を受けるかどうか
  • 締め切りとキャンセルのルール:何時間前まで予約・変更できるか、無断キャンセル時の対応
  • 問診の範囲:予約時に聞く項目と、来院時に聞く項目の分け方
  • 電話予約との併用:高齢の患者さんなど、電話を希望する方の予約をどう管理するか

特に電話予約と併用する場合は、LINEと電話の予約を同じ台帳で管理できるかが重要です。予約枠が別々だと、ダブルブッキングの原因になります。

LINE予約の運用でつまずきやすいポイント

空き状況がわからない予約フォーム

予約フォームで希望日時を自由に入力してもらう方式だと、クリニック側が一件ずつ空きを確認して返信する手間が残ります。患者さんがその場で空き枠を選べる形にしておくと、確認のやり取りが不要になります。

配信の送りすぎ

友だちが増えると、ついお知らせを送りたくなるものです。しかし、関係の薄い配信が続くとブロックの原因になります。配信は「予約に関すること」「患者さんに役立つ情報」に絞るのが基本です。

予約以外の業務とつながっていない

予約だけをLINEに移しても、その後のカルテ記録や会計、オンライン診療の決済などが別のシステムのままだと、転記の手間は残ります。導入の際は、予約の後の業務までどうつなげるかも考えておきましょう。

LINE予約を始めるためのステップ

最後に、導入までの基本的な流れを整理します。

  1. LINE公式アカウントを開設し、クリニック名やプロフィールを整える
  2. 予約枠・締め切り・キャンセルなどの運用ルールを決める
  3. 予約フォームと、予約後に届くメッセージの文面を用意する
  4. スタッフ間で予約の確認方法と対応の流れを共有する
  5. 院内掲示や受付での声かけ、公式サイトで友だち追加を案内する

友だち追加を増やす工夫は、導入後の成果を大きく左右します。受付や会計のタイミングで案内したり、診察券や領収書にQRコードを載せたりと、患者さんとの接点ごとに声をかけていきましょう。

オンライン診療とあわせて導入を検討している方は、オンライン診療の始め方もあわせてご覧ください。